この記事は、2022年12月19日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
先週の2022年12月14〜16日、半導体製造装置関連の展示会「SEMICON Japan」が開催されました。初日の開幕式には岸田首相が訪れたり、筆者が取材したあるブースではTV取材を受けていたりと、半導体業界に対する関心の高まりを感じられる一幕もありました。
▼半導体業界の「攻めの国内投資拡大を支援」、岸田首相
そのSEMICON Japanで「JOINT2」を取材した際、興味深い話を聞くことができました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- メモリ市場予測は楽観すぎ、WSTSの最新予測にみる今後の半導体市況
WSTS(世界半導体市場統計)は2022年11月29日、2022年秋季半導体市場予測を発表した。同予測によると2022年の世界半導体市場規模は前年比4.4%増、2023年は同4.1%減と4年ぶりにマイナス成長になるという。昨今の半導体市況を踏まえ前回予測から下方修正された格好だ。今回の不況を抜け出すキッカケは何なのか、気になるところである。今回は、WSTSの予測をみながら2022年の着地および、2023年以降の市況の見通しについて私見を述べさせていただく。 - 半導体ファウンドリーの世界で“ジャイアントキリング”はあるのか
たぶん、「ない」でしょう……。 - 「民生は不調も、自動車/産機は堅調」は信じて良いのか?
足元の市況については、共通して、「民生機器向けについては厳しい状況になっているが、産業機器や自動車向けについては、一時期の過熱ぶりは収まったものの堅調な状態が続いている」との回答が返ってきます。ですが、メモリの不調ぶりを考えると、「産業機器や自動車向けについては堅調」という回答は「本当なのかな」と少し疑ってしまうわけです。 - 「発表では世界チャンピオン、実行では“小物“」補助金競争に出遅れるEU
European Chips Act(欧州半導体法)成立に向けたプロセスの進展の遅さを指摘する声が上がっています。