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ソニーがRaspberry Piに出資、戦略的協業体制を構築エッジAIソリューション開発発展に向け

ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)は2023年4月12日、英Raspberry Piに出資し、戦略的協業体制を構築すると発表した。

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 ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)は2023年4月12日、英Raspberry Piに出資し、戦略的協業体制を構築すると発表した。SSSは、「戦略出資により両社の関係を強固にし、世界中のRaspberry Piユーザーのコミュニティーに向け、SSSのエッジAI(人工知能)ソリューションの開発プラットフォームを提供していくことを目指す」と述べている。

 なお、発表では、SSSがRaspberry Piに対して少数持分出資を行うことについて合意したと説明。具体的な出資額は公開していない。

「世界最大規模のデベロッパーコミュニティ」狙い

 SSSは、AIカメラなどエッジデバイスを活用したセンシングソリューションの開発や導入を容易にするエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を法人向けに展開している。このAITRIOSでは、同社のAI処理機能搭載インテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を採用したエッジデバイスがパートナー企業から提供される予定で、現在はLUCID製の屋内用デバイス「SZP123S-001」を提供中だ。

 SSS社長兼CEO(最高経営責任者)の清水照士氏は「AITRIOSが、世界最大規模のデベロッパーコミュニティーを持つRaspberry Piとのパートナーシップを築くことで、Raspberry Piユーザーと開発者コミュニティーにユニークな開発体験を提供できる」とコメントしている。

 Raspberry PiのCEO、Eben Upton氏は、「ソニーグループと当社は、長期にわたる重要な戦略パートナーだ。製造委託からイメージセンサーおよびその他の半導体製品の取引に至るまで、関係性を構築している。今回の協業は、私たちの関係をより拡充させ、SSSのAI技術を用いた製品群をRaspberry Piのエコシステムに導入する。これにより、ユーザーがエッジにおいて、機械学習を活用した新しい魅力的なアプリケーションを構築できるよう支援する」と述べている。

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