ニュース
ソニー、静岡県湖西市のビデオカメラ工場を閉鎖へ:愛知県幸田町の工場に集約
ソニーは、放送用ビデオカメラなどの生産を担う静岡県湖西市の生産工場「湖西サイト」を閉鎖すると発表した。2024年6月末までに湖西サイトでの生産を終了し、愛知県幸田町の生産工場「幸田サイト」に業務を移管する。
ソニーは2023年6月29日、放送用ビデオカメラなどの生産を担う静岡県湖西市の生産工場「湖西サイト」を閉鎖すると発表した。2024年6月末までに生産活動を終了し、愛知県幸田町の生産工場「幸田サイト」に業務を移管する方針だ。
閉鎖するのは、ソニーの子会社であるソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(以下、SGMO)が有する敷地面積9万2983m2、延床面積5万1439m2の生産工場だ。同工場では、2023年6月現在、直接雇用の従業員370人が勤務し、放送用/業務用/シネマ制作用ビデオカメラおよびメディカル用途のモニターやプリンタなど周辺機器を生産している。
ソニーは、2024年6月末までに湖西サイトでの生産を終了し、デジタル一眼カメラ用交換レンズやレンズ、レンズブロック、オーディオ関連デバイス、aiboなどの生産工場であるSGMO幸田サイトに業務を移管する方針だ。なお、湖西サイトに勤務する社員は、主に幸田サイトへ異動する予定だ。生産活動終了後の土地/建物の用途については、現時点では未定だという。
ソニーは、「今回の国内生産オペレーションの集約により、国内におけるエンタテインメント・テクノロジー&サービス事業の生産拠点は現状の4サイトから3サイト(幸田/木更津/稲沢)になり、さらなるサイト間の連携とオペレーションの強化を図る」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ソニーと日立が好決算 ―― 電機8社の22年度決算を総括
2023年5月12日、東芝の決算が発表されたことで、大手電機メーカー8社の決算が出そろった。各社の決算内容および、2023年度業績見通しについてみていこう。 - ソニー、2022年度は増収増益で過去最高を更新
ソニーグループの2023年3月期通期業績は、売上高が前年度比で16%増の11兆5398億円、営業利益は同59億円増の1兆2082億円で、いずれも過去最高を更新した。為替の好影響の他、イメージセンサーやゲーム、映画、音楽でそれぞれ大幅な増収があった。 - ソニー、TSMC、東エレクが語る半導体サプライチェーン/人材戦略
「SEMICON Japan 2022」の最終日である2022年12月16日、ソニーやTSMCジャパン、東京エレクトロンの幹部らがパネルディスカッションに登壇し、半導体産業のサプライチェーンおよび人材戦略について議論した。 - ソニー2Q決算は売上高、利益が過去最高を更新
ソニーグループは2022年11月1日、2023年3月期(2022年度)第2四半期(2022年7〜9月)決算を発表した。売上高は前年同期比16%増の2兆7519億円、営業利益は同8%増の3440億円となり、いずれも過去最高を更新した。円安の好影響があったほかイメージセンサーやデジタルカメラ、音楽分野などが好調だった。純利益も、同24%増の2640億円となった。 - ソニーの21年度業績、売上高と利益で過去最高に
ソニーグループは2022年5月10日、2022年3月期(2021年度)通期の連結業績を発表した。売上高は前年度比で10%増となる9兆9215億円、営業利益は同26%増となる1兆2023億円で、いずれも過去最高を更新した。映画分野とエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションズ(EP&S)および音楽分野で大幅な増収があった。 - ソニー、イメージセンサーのデモを公開(産業/モバイル用)
ソニーセミコンダクタソリューションズは2022年6月17日、同社の厚木テクノロジーセンター(神奈川県厚木市)にてメディア向けイベントを開催し、同社が手掛ける各種センサーのデモを報道機関向けに公開した。本稿では、産業用途向けとモバイル用途向けのデモを紹介する。