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「誰かのために」、テクノロジーを生み出す原動力はこれに尽きると思うモノづくり総合版メルマガ 編集後記

「誰かのために」という思いが、テクノロジーの原点であり、テクノロジーを生み出す原動力だとあらためて感じました。

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 この記事は、2023年11月9日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。

※この記事は、「モノづくり総合版 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。


 皆さまは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気をご存じでしょうか。

 ALSとは、運動をつかさどる神経が障害を受け、徐々に全身の筋肉が動かなくなっていく難病です。ALSの進行によって運動障害の他、コミュニケーション障害や嚥下(えんげ)障害、呼吸障害を引き起こし、最終的には、延命のために人工呼吸器の装着が不可欠になります。有効な治療法は確立されておらず、発症後の平均余命は、個人差が大きいものの、3〜5年といわれています。患者数は世界で約40万人、日本国内では約1万人います。

 先日、Dentsu Lab Tokyo(以下、DLT)、NTT、WITH ALSが開始した取り組み「Project Humanity」の取材に行ってきました。筋肉を動かそうとする際に脳から発信される電気信号「筋電」を使って、デジタル世界のアバターを操作するというものです。

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