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「AIもロボットも友達」が日本の国民性か?電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

ポップカルチャーが与える影響はあなどれないものだと感じます。

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 この記事は、2023年11月13日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。


「AIもロボットも友達」が日本の国民性か?

 先日、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」に行きました。「ドラえもん」「キテレツ大百科」をはじめとする数々の作品の資料やオブジェが展示されていて、漫画が読めるスペースやカフェもあり、大人にとっても楽しい空間でした。

 施設内はドラえもんなどのグッズを身に着けた子供で溢れかえっていて、改めて世代を超えた人気に驚かされました。ドラえもんの世界ではタケコプターやどこでもドアなど、数々の「ひみつ道具」が物語のキーになりますが、キャラクターとしてのドラえもんの愛されぶりを見るに、単に未来の便利な道具を出してくれるだけではなく、困りごとがあればいつでも寄り添ってくれるというところが彼の最大の魅力なのではないかと感じます。

 そんな中で思い出したのは「CEATEC 2023」で聴講したカンファレンスでした。AI(人工知能)技術をいかに活用するかというテーマのパネルディスカッションの中で、複数の登壇者の方から「日本社会はAI技術に対して、諸外国よりもずっと好意的だ」という趣旨の発言がありました。理由として指摘されていたのは「ドラえもんなどのポップカルチャーの影響で、人間とAIやロボットが助け合うという考え方が刷り込まれているのではないか」というものです。

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