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サンケン電気、石川の後工程3工場で復旧活動続く志賀工場は停電が継続

サンケン電気は2024年1月12日、同月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響に関する最新情報(第6報)を発表した。震源に近い石川サンケンの堀松工場と志賀工場(いずれも石川県志賀町)、能登工場(石川県能登町)では、現在も生産再開に向けた復旧活動を継続しているという。

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 サンケン電気は2024年1月12日、同月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響に関する最新情報(第6報)を発表した。震源に近い石川サンケンの堀松工場と志賀工場(いずれも石川県志賀町)、能登工場(石川県能登町)では、現在も生産再開に向けた復旧活動を継続している。同社は「今後、水インフラや電力インフラが復旧次第、生産再開を速やかに行えるよう準備を進めていく」としている。

 石川サンケンは、能登半島内に上記3工場を有する、サンケン電気グループの後工程の主力工場だ。工場被害については、1月8日の段階で、専門家による一次診断で、建物には大きな問題はなかったことを発表しているが、一部の建物に対する安全確認を引き続き行っているという。工業用水確保についても、水インフラの復旧に向け各自治体との連携を継続している。

 3工場の生産設備については、出勤可能な従業員に加え、サンケン電気本社およびグループ各社からの応援人員による確認作業を続けているという。また、各設備メーカーも技術者を派遣していて、より専門的な確認や修理対応も始まっていると説明している。

 志賀工場での停電は依然として続いていて、電力インフラの復旧に向け電力会社との連携を行うと共に、外部からの電源供給の検討も進めているという。

 また同社は製品在庫の確認作業も並行して進めていて、品質確認が終了したものから順次出荷を行う予定だ。

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