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サンケン電気、石川2工場で2月上旬に一部生産再開を目指す堀松工場と能登工場

サンケン電気は2024年1月17日、同月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災した、石川サンケンの堀松工場と能登工場(石川県能登町)において、2月上旬にも一部の生産再開をすることを目指すと発表した。

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 サンケン電気は2024年1月17日、同月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響に関する最新情報(第7報)を発表した。震源に近い石川サンケンの堀松工場と能登工場(石川県能登町)において、一部の生産工程で2月上旬の再開を目指すとしている。

 石川サンケンは、能登半島内に堀松工場と志賀工場(石川県志賀町)、能登工場の3工場を有する、サンケン電気グループの後工程の主力工場だ。今回の震災後、サンケン電気グループは、この3工場の生産再開に向けて復旧活動を進めている。

 工場被害については、1月8日の段階で、専門家による一次診断で、建物には大きな問題はなかったことを発表しているが、一部の建物に対する安全確認を引き続き行っていた。同社によると、一部の建物に対する専門的な安全確認は今後1週間以内に完了する予定だ。

 生産設備についても、出勤可能な従業員に加え、サンケン電気本社およびグループ各社からの応援人員による確認作業を進めてきた。今回、同社は「各装置の確認作業が進み、一部の生産ラインは立ち上げの調整段階に入っている」と説明。堀松工場、能登工場にの一部の生産工程について2月上旬の再開を目指すことを明かした。

 工業用水の確保についても、水インフラの復旧エリアが順次拡大していることから、各工場所在地区への安定的な供給再開に向け、自治体との協議を行っている。また、工場内の貯水槽などを活用するため給水車による補給も検討しているという。

 一方で、停電の続く志賀工場における電力確保については「電力会社との連携/協議を行うと共に、外部からの電源供給に向けた設備の設置も引き続き検討していく」としている。

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