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レゾナックの23年度通期は減収減益で純損失190億円、24年度は黒字転換へ:半導体市場の悪化影響を強く受け(2/2 ページ)
レゾナックの2023年度通期(2023年1〜12月)業績は、売上高が前年比7.5%減の1兆2889億円、営業利益は同655億円減で38億円の赤字、純利益は同514億円減で190億円の赤字となった。
半導体材料分野に注力、30年には利益全体の45%に
2024年度通期(2024年1〜12月)は、売上高が前年比3.2%増の1兆3300億円となるほか、営業利益が同318億円増の280億円、純利益は同290億円増の100億円とそれぞれ黒字化することを予想している。この成長の主要なドライバーとしては半導体市場の本格的な回復の他、HDメディア事業の黒字化などの要素を見込んでいるという。
レゾナックは2024年2月14日、「半導体材料を核にした全社利益成長の実現」を目指して実施している事業ポートフォリオ改革の一環として、2〜3年以内に石油化学事業のパーシャルスピンオフ(分社化)を検討していると発表した。
今後の事業戦略について、レゾナックの社長兼CEO(最高経営責任者)を務める高橋秀仁氏は、「半導体材料分野に注力し、2030年には利益全体の45%まで成長させる。AI(人工知能)半導体向けの高性能材料の提供を中心に、今後も成長事業への積極的な投資を行う」と語った。
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