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Wi-Fi 7の機能を網羅的に備えたネットワークエミュレーター1台でWi-Fiステーション/APテストの双方に対応

キーサイト・テクノロジーは「ワイヤレスジャパン 2024」(2024年5月29〜31日/東京ビッグサイト)に出展し、Wi-Fi 7対応のネットワークエミュレーター「E7515W UXM」を展示した。1台でWi-Fiステーションとアクセスポイントテストの双方に対応する。

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 キーサイト・テクノロジー(以下、キーサイト)は「ワイヤレスジャパン 2024」(2024年5月29〜31日/東京ビッグサイト)に出展し、Wi-Fi 7対応のワイヤレステストプラットフォーム「E7515W UXM」を展示した。

E7515W UXMの展示
E7515W UXMの展示[クリックで拡大]

 E7515W UXMは、4×4 MIMO(Multi Input Multi Output)、320MHz幅、4096-QAM(Quadrature Amplitude Modulation)など、Wi-Fi 7の機能を網羅的に備えたネットワークエミュレーターだ。Tx(送信)テストではパワー損失や変調品質、スペクトル品質を、Rx(受信)テストではRx感度やリアルタイムPER(パケットエラーレート)統計などを測定できる。

 周波数レンジは380MHz〜7.125GHzで、Wi-Fi 4/5/6/6Eやセルラー通信にも対応する。Wi-Fi/セルラー双方に対応するため、固定無線アクセス(FWA)テストにおいて、Wi-Fi/セルラーのテストを同時に行うこともできる。

 また、1台でWi-Fi ステーションとアクセスポイント(AP)テスト両方のシグナリング/ノンシグナリング試験が可能だ。被試験デバイス(DUT)のアクセスポイント性能をテストする場合、E7515W UXMをWi-Fiステーションとして活用することで、DUTを複数の子機(1〜数百台)につなげた場合の負荷を測定できる。キーサイトの担当者は「これまで、数百台をエミュレートすることは、複雑で難しかった。キーサイトは、2017年に買収した米IXIA(イクシア)の持つ技術とキーサイトの技術を統合することで可能にした」と説明した。

E7515W UXMの特長
E7515W UXMの特長[クリックで拡大] 出所:キーサイト

 Wi-Fi 7の普及状況については「米国ではアクセスポイントが発表され始めている。一方で、日本では、各社が研究開発を進めているものの慎重な様子で、対応製品の発表は2025年以降になると想定している」(同担当者)とコメントした。

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