「書籍製造の課題」から、半導体製造の課題に思いをはせる
ここ数カ月の間、本に関する編集後記が2本公開され、(身内の記事ですが)心ときめかせながら読みました。
EE Times Japanの浅井記者は紙の書籍の魅力にあらためて言及し、MONOistの齊藤記者は「書店の本棚をウロウロと見て回ることは本当に楽しく豊かな時間」だと述べています。心の底から同意します。私は浅井記者とは反対で、紙の本で気に入ったものは、旅行先や出張先でも読めるように電子書籍で買い直すタイプです。
紙の書籍は本当にいいものです。特に日本の本は装丁も美しく、何より紙が上質です(洋書の、あの独特の“ごわごわな紙”とどうしても比べてしまいます……)
「紙の書籍の市場は、どの程度電子書籍市場の波に押されているのだろうか」と思いあらためて出版物の市場や書籍用製紙の市場を検索しているさなか、大変興味深い記事を見つけました。2024年4月21日付の日経新聞「「紙の本」作るためには紙減らせ 返品率改善への挑戦」です(参考)
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