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Arm/RISC-Vコア搭載BLE SoC 24年9月に量産開始MatterやThreadにも対応(2/2 ページ)

Nordic Semiconductorは、「ワイヤレスジャパン 2024」(2024年5月29〜31日/東京ビッグサイト)に出展し、Bluetooth 5.4やLE Audio、Bluetooth Mesh、Thread、Matterなどの通信規格に対応した最新のマルチプロトコルSoC(System on Chip)を展示した。

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信頼性重視の日本、コスト重視の海外

 Nordic カントリーマネージャーのJohn Kenney氏は、Bluetooth市場におけるNordicの立ち位置について「米国のBluetooth SIG(Special Interest Group)が公開しているBluetooth対応機器の登録状況を見ると、Bluetooth対応機器のうち約43%にNordic製品が搭載されている」と述べ、その理由について「個人から大企業まで、さまざまな顧客がNordicの製品を簡単に使用できるようにしている。あらゆるツールや環境、サンプルコードを専用サイト『DevZone』で公開している他、開発者向けのオンライン学習プラットフォーム『Developer Academy』を通じた情報提供やセミナーも定期的に開催している」と説明した。

 また、日本とグローバルでの需要の違いについて、NordicでAPACのVice President of Sales & Marketingを務めるBob Brandal氏は「海外では、コストを重視したチップベースでの需要が約8割だ。一方で、日本は、コストよりも安全性/信頼性や保証を優先し、モジュールベースでの需要が7〜8割を占めている」と説明した。加えて、日本市場の動向について「昨今、日本でもコスト意識が高まっていて、チップベースでの需要や、回路設計におけるサポートの需要が増している。特にアンテナ設計に課題がある企業が多いため、アンテナ設計におけるサポート体制を強化している」と語った。

左から、Nordic カントリーマネージャーのJohn Kenney氏、NordicでAPACのVice President of Sales & Marketingを務めるBob Brandal氏
左から、Nordic カントリーマネージャーのJohn Kenney氏、NordicでAPACのVice President of Sales & Marketingを務めるBob Brandal氏[クリックで拡大]
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