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キオクシアが東証プライム市場に上場 時価総額は7762億円:上場延期から4年越しで
キオクシアの持ち株会社であるキオクシアホールディングスは2024年12月18日、東京証券取引所プライム市場に株式を上場した。取引開始後の初値は1株1440円で、時価総額は7762億円となった。
キオクシアの持ち株会社であるキオクシアホールディングス(以下、キオクシアHD)は2024年12月18日、東京証券取引所プライム市場に株式を上場した。同日、キオクシアHDは上場セレモニーを開催し、社長の早坂伸夫氏らが出席した。
時価総額は7762億円
キオクシアHDは、もともと2020年10月に上場を予定していたものの、同年9月に延期を発表した。理由については「最近の株式市場の動向や新型コロナウイルス感染の再拡大への懸念など諸般の事情を総合的に勘案」(同社)したと発表していた。
そして2024年11月22日、東京証券取引所から改めて承認を受け、プライム市場への上場に至った。
上場セレモニーでは、早坂氏が上場通知書を受け取り、打鐘を行った。
なお、取引開始後の初値は1株1440円で、時価総額は7762億円となった。
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