FPGA開発を最大9カ月短縮 Alteraが新プログラム始動:導入をエンドツーエンドで支援
Altera(アルテラ)は、FPGAソリューション開発を加速するための新しい「アルテラ・ソリューション・アクセラレーション・パートナー・プログラム(ASAPプログラム)」を始めると発表した。FPGAユーザーは複雑になる設計上の課題を早期に解決し、FPGAソリューションの開発期間を最大9カ月も短縮できるとみている。
設計上の課題を早期に解決、開発期間を最大9カ月も短縮可能に
Altera(アルテラ)は2025年1月、FPGAソリューション開発を加速するための新しい「アルテラ・ソリューション・アクセラレーション・パートナー・プログラム(Altera Solution Acceleration Partner Program、ASAPプログラム)」を始めると発表した。ASAPプログラムを活用することで、FPGAユーザーは複雑になる設計上の課題を早期に解決し、FPGAソリューションの開発期間を最大9カ月も短縮できるとみている。
ASAPプログラムは、FPGAベースの製品開発を行う企業に対し、アルテラとパートナーエコシステムがその開発を支援するためのプログラム。これによって、システム開発の迅速化と期間短縮を図り、より効率的な事業成長ができるようサポートしていくのが狙い。
ASAPプログラムには、データセンターや通信、組み込みシステムなど幅広いエンドマーケットから、ハードウェアおよびソフトウェアのエキスパートが結集している。プログラムに参画するパートナーによって、FPGAユーザーに対し幅広いサービスが提供される。
基礎トレーニングからIP(Intellectual Property)開発、シミュレーション、エミュレーション、検証、ハードウェア設計、製造および、フルターンキーシステム設計まで、あらゆるFPGA導入プロセスについて、エンドツーエンドでサポートを受けることができる。
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