コラム
「歯ブラシに接着剤を付けた」を「いじめた」と訳せるか:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
それにしてもAI技術の進化のスピードが速すぎて、キャッチアップが大変です……。
この記事は、2025年1月27日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
「歯ブラシに接着剤を付けた」を「いじめた」と訳せるか
2025年を迎えて早くも1カ月がたとうとしています。年が明けてすぐに「CES 2025」が米国ネバダ州ラスベガスで開催され、多くのレポートがさまざまなメディアに掲載されました。CESを久しぶりに取材したMONOist編集長の三島記者によれば、「猫も杓子もAIだったような気がします」とのこと。“AI熱”は、今後も冷めそうにありません。
最近は生成AIとAIエージェントに関するニュースが目立ちます。EE Times Japan/EDN Japan編集部内では、特に生成AIが登場して以降「記者の仕事はどうなるのか」「どのようにAIを活用して、価値のある情報を届けていけばいいのか」を、雑談レベルでも度々話すようになりました。「自分たちの仕事においてAIに置き換えられない部分はどこなのか」を、これまで以上に真剣に突き詰めて考えなくてはならないフェーズに、想定よりも早く到達してしまったからです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2024年の記事ランキング トップ10
「1年間の総合記事ランキングトップ10」をお届けします! 2024年は、どんな記事がよく読まれたのでしょうか。 - 半導体業界ゆく年くる年 24年10大ニュース&25年10大予測
今回は、半導体業界の2024年を振り返り、2025年を予測してみたい。 - 2024年は「エッジAIデバイス元年」 主要AI PCを分解
さまざまなモバイル機器で、AI(人工知能)機能は既に必須になりつつある。特に2024年はAI PCが相次いで市場に投入され、「エッジデバイスAI元年」とも呼べるほどである。今回は、2024年後半に発売された主要AI PCやプロセッサを取り上げよう。 - 「ASMLショック」は空騒ぎ? 覚悟すべきは2025年のトランプ・ショックか
ASMLの2024年第3四半期決算は業績が「期待外れ」とされ、決算発表の翌日に株価が暴落。「ASMLショック」が広がったと報じられた。だが業績の推移を見れば、これが「ショック」でも何でもないことはすぐに分かる。それよりも注視すべきは、中国によるASML製ArF液浸露光装置の爆買い、そして何よりも「トランプ・ショックの到来」ではないだろうか。 - 「半導体産業で全国を連携」 SEMI設立の協議会が初会合
2024年10月8日、「全国半導体地域連携協議会」の第1回会合が都内で開催され、58の自治体/団体が参加した。同協議会は、半導体産業による地域経済の活性化を目的としてSEMIが2024年9月に設立した。