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「過去の投資は過剰だった」 Intel、ドイツとポーランドの新工場計画を中止25年2Qは29億ドルの赤字(2/2 ページ)

Intelは2025年第2四半期(4〜6月)の業績を発表した。売上高は128億5900万米ドル、粗利益率は29.7%で、純損失は29億1800万米ドルで、前年同期の16億1000万米ドルからさらに拡大した。業績不振が続くIntelは人員削減を進めているほか、ドイツとポーランドの新工場建設計画も中止した。

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新工場計画は中止 「過去の投資は過剰だった」

 ファウンドリー事業は、売上高は44億米ドル、営業損失は32億米ドルだった。営業損失は前四半期比で8億4800万米ドル拡大したが、8億米ドルの減損損失が主因だ。

ファウンドリー事業の業績概要
ファウンドリー事業の業績概要[クリックで拡大] 出所:Intel

 ドイツとポーランドでの新工場建設計画は中止することも発表した。さらに、コスタリカの後工程拠点を廃止してベトナムとマレーシアの拠点に統合する。Tan氏は「残念ながら、過去数年間にIntelが行った生産能力への投資は需要をはるかに上回っていて、賢明とは言えない過剰なものだった」と説明し、「今後の生産能力増強は生産量に合わせて行う」とした。

 技術開発については「『Intel 18A』は歩留まりと性能の目標達成に向け着実に前進している。Intel 18Aは少なくとも今後3世代にわたってIntelのクライアント/サーバ向け製品の基盤となるものだ」とした。

第3四半期は減収見込み

 第3四半期の業績については、売上高は126億〜136億米ドル、粗利益率は36.0%と予想。売上高は前年同期比で微減を見込む。

第3四半期の業績見込み
第3四半期の業績見込み[クリックで拡大] 出所:Intel

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