コラム
						
						家庭用人型ロボットに驚き 日本はまた「早過ぎた」のか:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
特に子育てや介護で忙しい世帯には、どんどん普及して、可処分時間が増えるといいなと思います。
この記事は、2025年11月4日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
家庭用人型ロボットに驚き 日本はまた「早過ぎた」のか
ついに家庭用ヒューマノイドロボットの販売が開始されましたね。米1Xが2025年10月末に販売を開始した「NEO」です。本体の購入で2万米ドル、サブスクリプションで月額499米ドルということで、思っていたよりもずっと安いという印象です。
顔はシンプルで、編集部では「夜中に目の前に立っていたらびっくりするかも」と盛り上がりましたが、他の企業が開発したヒューマノイドロボットの顔を見れば「まあこんな感じになるか」とも思います。
1XのWebサイトでは、NEOが動く様子が多数掲載されています。ドアを開け閉めしたり、掃除機をかけたり、物を運んだり、洗濯したり……。親指と人差し指で鍵をつまみ、トレーに置く動作も動画で公開していて、それを見ると、関節が柔らかく動いているのが分かり、人の指に非常に近いと驚かされます。個人的な思い出ですが、歩く姿が私の亡くなった祖父に似ていて、ちょっと笑ってしまいました。
ここ最近、取材に行くと、エッジAIやフィジカルAIと並んでほぼ必ず話題に上るのがヒューマノイドロボットです。そして皆さん、そろって口にするのが「もともと日本が進んでいた分野なのにね。また早過ぎたのかな」という言葉でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
楽しいだけじゃない、中国の気合いに驚くロボット運動会
私のお気に入りは、ボクシングの試合前に挑発し合っていたロボットです。
スマホで顔写真を撮影して「肌遺伝子」を判定 RNAから今の自分を知る
私も体験してみましたが、エネルギー代謝や水分バランスに関する「めぐり偏差値」が50を下回ってしまいました……。
半導体不足で自動車業界が再び混乱か、オランダ政府によるNexperia接収の衝撃
世界の自動車産業と半導体サプライチェーンを揺るがす、異例の事態が発生しました。
半導体設計を「鎖の一番弱い輪」にしてはならない
半導体設計人材の増加は、半導体産業の底上げに直結すると思います。
