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「ISSCC 2026」論文採択数は中国が圧倒、日本も復調:論文投稿数は初の1000件超え(4/4 ページ)
2026年2月、半導体集積回路の分野で最大級の国際学会「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC) 2026」が開催される。ISSCC ITPC Asia-Pacific Subcommitteeは開催に先立って論文投稿/採択の傾向について説明した。今回は論文投稿数が初めて1000件を超えた。採択数は前回に続いて中国が最多だった。
日本も企業を中心に採択数増加
日本の採択数は12件で、前回より4件増加した。増加分のうち3件は企業からの投稿だ。日本の機関で複数の論文が採択されたのは東京科学大学(3件)、東芝(2件)、ルネサス エレクトロニクス(2件)だった。旭化成マイクロデバイス、大阪大学、京都大学、ソニーセミコンダクタソリューションズ、東京大学からはそれぞれ1件の論文が採択された。
日本から複数の論文が採択された分科会はデータコンバータ(DC)、パワーマネジメント(PM)、テクノロジディレクション(TD/将来技術)、RFだった。なお、セキュリティ(SEC)で日本の論文が採択されたのは今回が初めてだ。
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