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ソニー・ホンダモビリティが次世代「AFEELA」を初公開、28年以降に米国投入へCES 2026 現地レポート(2/2 ページ)

ソニー・ホンダモビリティは「CES 2026」に先駆けて開催したプレスカンファレンスで、「AFEELA 1」のプリプロダクションモデル(先行量産車)と次世代モデルのプロトタイプ「AFEELA Prototype 2026」を公開した。AFEELA Prototype 2026をベースにした新モデルは、2028年以降に米国で発売予定だという。複数の日系メディアによる合同インタビューでは、クルマの“基礎体力”となるハードウェア/半導体の進化に対する期待も寄せた。

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日本での展開は価格が課題に 半導体の進化には期待も

 川西氏はプレスカンファレンス後、日系メディアによる合同インタビューに応じた。

 まず、AFEELA 1の納車時期が当初の予定よりもやや遅れた理由については「対外的な状況の影響を受けている。特にこの1年の米国は関税問題や国内情勢の不透明さなど、さまざまなことがあった。それらを考慮すれば(納車時期の遅れは)ご理解いただけるのではないか」と説明した。一方、EV市況の低迷による影響はそこまで受けていないとしつつも「EV市場自体が停滞しているのは事実なので、注意深く見守っている」とコメントした。

 カリフォルニア州での展開に向け、ソニー・ホンダモビリティはこの1年、マーケティングに特に注力してきた。2025年には、10万人以上の潜在ユーザーを迎え、2万4000回以上の車室内デモを実施したという。これらに参加した米国ユーザーの反応について川西氏は「Teslaの影響かもしれないが、EVに対する理解が全体的に深いと感じる。さらに、日本車に対する信頼も厚い。“日本製EVかつ、既存のメーカーや既存車種ではないもの”という意味で、AFEELAに対する期待値が高いのではないか」と語った。一方で、日本では価格帯に対する声が多いという。「為替の影響もあるのかもしれない。日本では、AFEELAによって目指すビジョンに共感してくれる方が客層になるのではないか」。なお日本でのAFEELA 1の予約開始時期は未定だという。

 川西氏は「自動運転車はロボティクスの考え方と共通したものがある」と述べる。「これまでクルマは、人間が運転するという、いわば“一方通行”の乗り物だった。ヒューマノイドロボットなどは、周りを認識してセンシングして、どう動くかを判断する。センシングして思考し、アクションを起こすという意味では、ロボティクスも自動運転車も同じだ。つまり、ロボティクスと一緒で、これからはAI活用もソフトウェアもますます重要になっていく」(同氏)。一方で、車両としてのハードウェアは「基礎体力」だとし、ここの発展も不可欠と強調する。「レベル4を目指すにはLiDAR含め、センサーの見直しをもう一段、レベルアップしなければならない。センサーからのデータを処理する半導体も、より低消費電力で、より演算性能が高いものを用いる必要がある。半導体メーカーにはそれを期待している」

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