DRAM契約価格さらに55〜60%上昇へ 2026年1〜3月:TrendForce最新予測(2/2 ページ)
台湾の市場調査会社TrendForceによると2026年第1四半期(1〜3月)、従来型DRAMの契約価格は前四半期比55〜60%上昇する見込みだという。従来型DRAMは2025年第4四半期にも同45〜50%の上昇を見せていた。
クライアントSSDの価格は40%以上の上昇に
NAND型フラッシュメモリ(以下、NAND)について、TrendForceは2026年第1四半期、契約価格が前四半期比33〜38%上昇すると予測している。ノートPC出荷台数の前四半期比減少と、BOM(部品表)コスト削減のためのエントリー/ミドルレンジモデルの一部グレードダウンによって、クライアントSSD需要は減少する見通しだ。ただ、サプライヤーは利益最大化を図り、クライアントSSDからデータセンターSSDへの供給シフトを進めていて、特に大容量/低コストのQLC製品の供給はひっ迫しているという。この結果、クライアントSSDの契約価格は前四半期比で少なくとも40%上昇し、全NAND製品中、最大の伸び率となる見込みだ。
CSPがAIインフラ投資を加速させる中、世界のサーバ市場は2026年にピークに達すると予測されていて、TrendForceは「この成長がエンタープライズSSDの需要を押し上げ、NANDの主要アプリケーション分野となる。供給能力の制約とサプライヤーの利益優先/出荷抑制によって供給逼迫が進み、エンタープライズSSD価格を押し上げている」と述べている。
eMMC/UFS分野では、2025年前半の販促による消費の前倒しでスマホ需要が弱まっていて、2026年第1四半期には在庫調整局面へ移行。これによってスマホ出荷台数が前四半期比で大幅に減少すると予測。TrendForceは「政府調達プログラムの影響で『Chromebook』出荷は堅調な可能性もあるが、eMMC/UFS全体の需要は依然として弱い」とも説明している。その一方で供給面では、モジュールメーカーによる一部穴埋めはあるものの、供給能力の継続的な減少によって、市場では供給不足の状態が継続する見込みだという。
NANDウエハーについては、消費者/小売市場の低迷に加え、2025年第4四半期の積極的な価格引き上げが、2026年第1四半期の需要減退要因になる見込み。同時に、サプライヤーが高利益率製品ラインを優先しているため、モジュールメーカー向けウエハーがさらにひっ迫し、価格上昇圧力が持続するとしている。
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