SDV向け新プロセッサ「S32N7」をNXPが発表、5nmプロセス採用:Boschが統合プラットフォームに採用
NXP Semiconductorsは、自動車の機能をソフトウェアで定義するSDV(ソフトウェア定義型自動車)に向けたプロセッサ「S32N7」シリーズを発表した。Boschは自動車統合プラットフォームにS32N7を採用した。
Arm Cortex-A78AEコアやCortex-R52コアなどを搭載
NXP Semiconductorsは2026年1月、自動車の機能をソフトウェアで定義するSDV(ソフトウェア定義型自動車)に向けたプロセッサ「S32N7」シリーズを発表した。Boschは自動車統合プラットフォームにS32N7を採用した。
S32N7は5nmプロセスで製造され、車両の中核にソフトウェアやデータを集約するよう設計されている。安全性やセキュリティも確保した。プロセッサとしてスプリットロック機能を備えた最大8個のArm Cortex-A78AEコア(動作周波数は最大1.8GHz)や、最大12個のArm Cortex-R52コア(動作周波数は最大1.4GHz)を始め、RISC-Vベースのアクセラレーター、eIQ Neutronニューラルプロセッシングユニット(NPU)などを集積している。
S32N7を採用することで、多くのハードウェアモジュールを省くことが可能となり、配線や電子部品、ソフトウェアの効率を高めることができる。この結果、自動車メーカーでは総所有コストを最大20%も削減できるとみている。
また、S32N7シリーズは高性能データバックボーンを備えている。このため、将来的に最新のAIシリコンへ置き換える場合も、車両を再設計する必要がないという。なお、S32N7シリーズとして32種類の製品を用意する。最上位モデルの「S32N79」については既にサンプル品を出荷中だ。
Boschは、自動車統合プラットフォームにS32N7を採用した。NXPと共同でレファレンスデザインやセーフティフレームワークの開発、ハードウェアの統合作業などを行っていて、システムへの早期実装を目指す。
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