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サンケン電気が高圧3相モーター用ドライバー新製品、音鳴り抑制スポーク型IPMモーター駆動に特化

サンケン電気は、正弦波駆動方式の白物家電向け高圧3相モーター用ドライバー「SX6814xMシリーズ」として、エアコンのファンモーター駆動などに適した「SX68144M」と「SX68145M」の量産を始めた。スポーク型IPM(埋め込み磁石型)モーターの音鳴りを抑制できる。

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起動時と停止時に音鳴りを抑制するための機能を搭載

 サンケン電気は2026年2月、正弦波駆動方式の白物家電向け高圧3相モーター用ドライバー「SX6814xMシリーズ」として、エアコンのファンモーター駆動などに適した「SX68144M」と「SX68145M」の量産を始めた。スポーク型IPM(埋め込み磁石型)モーターの音鳴りを抑制できる。

 SX6814xMシリーズは、スポーク型IPMモーターの駆動に特化したドライバー。制御用ICやゲート駆動用IC、3相分の出力素子とブートストラップダイオードを、外形寸法が22.0×11.4×2.1mmの薄型SOP36パッケージに集積した。


スポーク型IPMモーターの耳鳴り対策とトータルコストダウンを実現[クリックで拡大] 出所:サンケン電気

 SX68144Mは耐圧600Vでドレイン電流1.5A、オン抵抗は3.6Ωである。SX68145Mは耐圧600Vで、ドレイン電流2.0A、オン抵抗が2.5Ωとなっている。耐圧が250V品なども開発中である。

 エアコンのファンにはこれまで、SPM(表面磁石型)モーターが用いられてきた。最近はスポーク型IPMモーターの採用が広がっているという。機械的強度が高く高速回転に適していて、安価で小型化に向いているためだ。ただ、構造的に音鳴りがするという課題もあった。

 SX6814xMシリーズはこうした課題を解決した。起動時はセンサーレス制御による正弦波駆動方式を採用した。停止時は徐々に電流値を下げるランプダウン制御を行い、静音性を確保した。


センサーレス制御による正弦波駆動で起動時の音鳴りを抑制[クリックで拡大] 出所:サンケン電気

 進角設定の自由度が高いのもSX6814xMシリーズの特長である。外部進角と内部進角の機能があり、VSP端子やLA端子に印加する電圧で進角値を調整できる。また、10極DCモーターにおいて8極相当の12パルスの回転信号も出力できる。このため、8極DCモーターのシステムを変更しなくても10極モーターを駆動できるという。

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