ADI、タイに後工程の新工場開設 グローバル戦略の重要基軸:先進的な製造技術を統合
Analog Devices(以下、ADI)は2026年3月19日(米国時間)、タイに新たな製造施設を開設したと発表した。タイ拠点のクリーンルームや製造キャパシティーを強化し、テストやウエハーレベル加工、チップスケールパッケージング、最終ICテスト工程を拡大できるとする。
タイ拠点の後工程設備を拡大
Analog Devices(以下、ADI)は2026年3月19日(米国時間)、タイに新たな製造施設を開設したと発表した。新施設は「イノベーションと自動化の拠点」として設計され、先進的な製造技術を統合。Analog Devices Thailand(以下、ADTH)のクリーンルームや製造キャパシティーを強化し、テストやウエハーレベル加工、チップスケールパッケージング、最終ICテスト工程を拡大できるとする。
ADIはADTHを「産業、自動車、通信、民生、デジタル・ヘルスケア市場を支える最も重要なバックエンド製造拠点の1つで、グローバル戦略ネットワークにおいて重要な役割を担う」とする。今回の施設開設によって、複数市場にまたがった顧客ニーズの変化に対応する力を持った、持続可能な半導体生産能力をさらに拡大するという。
ADIのCEO兼会長であるVincent Roche氏は「今回の施設拡張は、タイおよび周辺地域とADIの長期的なコミットメントを示すものだ。新施設はADIが世界クラスのテクノロジーを将来にわたって、安定して届け続けるための重要な基軸として機能する」と述べる。
ADIグローバル・オペレーション&テクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデントのVivek Jain氏は「タイは優れたエンジニア人材やサプライチェーン上の優位性、長期的な成長を支える環境を備える。機動性や変化対応力が高く、将来を見据えたネットワークを構築するうえで不可欠な存在だ」としている。
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