SK hynixの四半期決算、驚異の売上高営業利益率70%超え:福田昭のストレージ通信(309)(2/2 ページ)
今回は、韓国SK hynixの2026年度第1四半期(2026年1月〜3月期)の四半期業績を紹介する。売上高、営業利益ともに4四半期連続で過去最高を更新した。
NANDフラッシュの平均価格が前期比で75%と驚異の上昇
SK hynixの主力製品はDRAMとNANDフラッシュメモリである。2026年度第1四半期(2026年1月〜3月期)の売上高に占めるDRAMの割合は前期比2ポイント増の78%、NANDフラッシュメモリの割合は同2ポイント減の21%となった。金額そのものは両者とも前期比で増加した。
DRAMの平均販売価格は前期比で65%前後(mid-60%)の上昇と大きく値上がりした。ビット換算の出荷量は前期と変わらない。言い換えると、伸びていない。
NANDフラッシュメモリの平均販売価格は前期比で75%前後(mid-70%)とDRAMを超える大きな値上がりを見せた。ビット換算の出荷量は前期比で約10%減少した。
製品別のハイライトはHBM、DRAM、NANDフラッシュメモリに分けて説明した。HBM(広帯域DRAMモジュール)は性能と歩留まり、品質、供給能力をさらに高める。最新製品のHBM4は開発の初期から有力顧客と緊密に相談しており、顧客の要求する性能仕様を順守しつつ、供給数量をスケジュール通りに増やしていく。
DRAMでは、1c(1γ)nmノード世代LPDDR6品の開発を完了した。2026年後半には、フラグシップモデルのスマートフォン(新製品)に搭載が始まる。またNVIDIAの最新AIサーバ「Vera Rubin」に最適化した1c(1γ)nmノードの192GバイトSCAMM2モジュールを量産し始める。
NANDフラッシュメモリでは、321層のQLC方式3D NANDフラッシュを搭載したコンシューマー向けSSD(cSSD)「PQC21」の供給を始めた。エンタープライズ向けSSD(eSSD)ではTLC NANDフラッシュ搭載の高性能モデルとQLC NANDフラッシュ搭載の大容量モデルをバランス良く配分する。
(次回に続く)
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