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カメラでも存在感放つ中国 Insta360/DJIの全天ドローンを分解この10年で起こったこと、次の10年で起こること(104)(4/4 ページ)

今回は中国カメラメーカーのInsta360、DJIが発売した最新の全天カメラ搭載ドローンなどを分解する。さまざまなメーカーが全天カメラを販売しているが、市場を見るとInsta360単独で60%以上、中国メーカーだけで95%以上のシェアを占めている。

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DJI、Insta360の最新ジンバルカメラを分解

 図8は全天カメラではないが、DJIが2026年4月に発売されたジンバルカメラ「Osmo Pocket 4」の様子である。間もなくデュアルカメラ版の「Osmo Pocket 4P」が発売される模様だが、現時点では未入手なのでOsmo Pocket 4を報告する。内部は3Dシンバルと高度なカメラプロセッサ、Wi-Fi画像通信チップで構成されている。

図8:DJIの最新ジンバルカメラ「Osmo Pocket 4」
図8:DJIの最新ジンバルカメラ「Osmo Pocket 4」[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 図9は2026年6月に発売となったInsta360のデュアルカメラ3Dジンバル「Luna Ultra」の様子である。内部にはQualcommのSnapdragon 8 Gen3ベースのプロセッサ「QCS8625」を搭載する。デュアルジンバルカメラではInsta360がDJIに先行する構図だ。DJI VS Insta360という新対立軸が明確になっている。

図9:Insta360の最新デュアルジンバルカメラ「Luna Ultra」
図9:Insta360の最新デュアルジンバルカメラ「Luna Ultra」[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 かつてはアクションカメラで先行した米GoProが失速し、現在は中国2社がトップを競い合う形になっている。両者の次の一手は目が離せない。ちなみに、GoProも2018年に独自のドローン「Karma」を発売して空撮市場に参入を試みている(Karmaはきっちり分解しました)。

 次回は可能なら新プロセッサ、間に合わない場合は最新ARグラスなどを報告したい。

執筆:株式会社テカナリエ

 “Technology” “analyze” “everything“を組み合わせた造語を会社名とする。あらゆるものを分解してシステム構造やトレンドなどを解説するテカナリエレポートを毎週2レポート発行する。会社メンバーは長年にわたる半導体の開発・設計を経験に持ち、マーケット活動なども豊富。チップの解説から設計コンサルタントまでを行う。

 百聞は一見にしかずをモットーに年間300製品を分解、データに基づいた市場理解を推し進めている。


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