村田製作所、26年度1Qは売上高が過去最高 データセンター関連は81%増:通期予想は上方修正(2/2 ページ)
村田製作所は2026年度第1四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比20.7%増の5023億円、営業利益は同59.8%増の985億円だった。AIサーバ向けを中心にデータセンター関連の部品需要が拡大し、四半期の売上高と受注高はいずれも過去最高となった。こうした需要動向や円安を踏まえ、2026年度通期業績予想を上方修正した。
MLCCの受注は旺盛
第1四半期の受注高は6739億円、受注残高は6178億円で、受注高も過去最高を記録した。BBレシオ(売上高に対する受注高の割合)は1.34だった。受注高はデータセンター向けを中心に幅広い用途で増加したという。村田製作所 副社長の南出雅範氏は「第1四半期の受注は非常に活況だった。データセンター向け需要が中心で、MLCC単体のBBレシオは1.47と、旺盛な受注が続いている」と説明した。
通期業績予想を上方修正 データセンター関連は前年度比約2.1倍へ
2026年度通期の業績予想は上方修正した。売上高は2026年4月時点の予想から1500億円上方修正し、2兆1100億円とした。営業利益は500億円上方修正し、4300億円とした。売上高、営業利益ともに過去最高を更新する見通しだ。売上高を1500億円上方修正した一方、営業利益の上方修正額が500億円にとどまったことについて、南出氏は「少し物足りないように見えるかもしれない」とした上で、貴金属を含む材料費の高騰や固定費の増加を業績予想に織り込んだと説明した。
AIサーバ向けを中心としたデータセンター関連の部品需要が従来予想を上回っていることに加え、為替前提を見直したことが主因だ。スマートフォンや自動車の市場台数予測は4月時点から引き下げたものの、村田製作所製部品の搭載需要は堅調に推移すると見込む。製品価格の値下がりも、従来予想より緩やかになるとみている。
2026年度通期のデータセンター関連売上高は、前年度比109.7%増の3706億円を予想する。これを含むコンピュータ向け全体では同61.7%増の5020億円を見込む。データセンター向けのMLCCや電源モジュールなどが成長をけん引する。
2026年度の設備投資額は、4月時点の予想から50億円増額して2550億円とした。主にデバイス/モジュール製品で、需要増加に対応するための設備投資を上積みする。
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