ニュース
TOTOが茅ケ崎市にセラミック事業の新研究開発棟 170億円投じ:静電チャックやAD部材の開発加速
TOTOは、TOTO茅ケ崎工場(神奈川県茅ケ崎市)敷地内にセラミック事業の研究開発棟を建設すると発表した。2028年4月に竣工の予定で、投資額は約170億円。
セラミック事業の3拠点で、2028年度までに約300億円の設備投資を計画
TOTOは2026年7月、TOTO茅ケ崎工場(神奈川県茅ケ崎市)敷地内にセラミック事業の研究開発棟を建設すると発表した。2028年4月に竣工の予定で、投資額は約170億円。
TOTOは中長期経営計画において、セラミック事業を成長セグメントと位置付けている。その主力製品が、半導体製造装置用の「静電チャック」と「エアロゾルでポジション(AD)部材」だ。
そこで今回、静電チャックとAD部材の次世代品開発を加速するため、研究体制を強化することにした。新設する研究開発棟は、4階建てで鉄骨造り、建築面積は2800m2、延べ床面積は1万600m2である。
TOTOは2026年4月に、セラミック事業に関する戦略を発表した。研究開発と生産体制を増強するため、2028年度までに3カ所の関連する工場に対し、約300億円の設備投資を行う計画。研究開発棟の建設もその一部となる。TOTOファインセラミックス豊前工場(福岡県豊前市)では既に、静電チャック増産に向け焼成棟を建設中で、2027年1月に竣工の予定である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
半導体製造装置用セラミック事業で研究開発/生産体制を強化、TOTO
TOTOは、半導体製造装置用の「静電チャック」と「エアロゾルデポジション(AD)部材」について、研究開発と生産体制を増強する。既にTOTOファインセラミックス豊前工場(福岡県豊前市)では、静電チャック増産用の焼成棟を建設中で、2027年1月に竣工の予定だ。
生成AIで新材料を開発する国際ネットワーク、三井化学が参画
三井化学は、生成AIを活用して新材料の開発を加速するための国際的なネットワーク「AI Materials Foundry」に、創設メンバーとして参画した。このネットワークには、NVIDIAやMeta、Samsung、Henkel、Applied Materials、東京エレクトロン、Lam Researchなど、45を超える企業や研究機関が参画している。
光反応で有機半導体の作り分けに成功、大阪公立大
大阪公立大学は、光の照射条件を変えることで、骨格が異なる有機半導体を作り分けることに成功した。折り曲げられるディスプレイやウェアラブル端末などに適応可能な、軽くて柔らかい有機半導体の実現を目指す。
電子デバイスが機能を組み替え、生き物のように動く
九州大学は、電子回路を備えた薄膜電子デバイス自身が変形し、別のデバイスと接続したり切り離したりできる「機械・電気一体型ドッキング機構」を開発した。この技術を応用すれば、用途に応じて形や機能を柔軟に変えられる電子システムを実現できる可能性が高い。
JX金属、半導体用スパッタリングターゲットの加工能力を2倍に
JX金属は、韓国JX金属で約40億円の設備投資を行い、「半導体用スパッタリングターゲット」の加工能力を増強する。増強部分は2027年度下期の稼働を予定していて、生産能力は2025年度に比べ約2倍に増える。
微細化で変わる材料の役割 富士フイルムのR&Dを変えたDX戦略とは
富士フイルムは2026年7月14日、同社半導体事業のR&Dにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略について、メディア向け説明会を開催した。半導体微細化によって材料メーカーに課題解決の役割が求められるなか、同社は独自のデジタルツインを導入。活用によって2030年度の売上5000億円達成を目指す。
