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2nm微細化の効果は絶大、Apple新スマホチップ「A20 Pro」分解:この10年で起こったこと、次の10年で起こること(108)(3/3 ページ)

前回に引き続き、2026年9月18日に発売されたApple最新スマートフォン「iPhone 18 Pro」のプロセッサ「A20 Pro」を中心に分解する。シリコン面積は前世代の「A19 Pro」とほぼ同じだが、3nmから2nmへと微細化した効果は絶大だ。

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2010年の初代Apple独自プロセッサと比べてみたら

 図6は2010年に登場したApple初の独自開発プロセッサ「A4」と、2026年のA20 Proの比較である。iPhone初代機「iPhone 2G」が搭載した「S5L8900(Samsung Electronics 90nm製造)」との比較も行っているが、Apple独自開発のチップ比較ということで、本稿ではA4との比較を掲載した。

図6:A4(2010年)とA20 Pro(2026年)を比較
図6:A4(2010年)とA20 Pro(2026年)を比較[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 過去16年の間に、あらゆる部分でイノベーショナルな進化が成されている。微細化によってコア数は激増し、ビット拡張、メモリ容量の拡大(シリコン内のキャッシュメモリ、外部メモリの帯域、容量、速度)を行ったほか、パッケージ内のシリコン数も激増だ。今後、やや緩やかにはなるものの、こうした進化が続いていくことは間違いない。なお図6のSoCやDRAMのシリコン面積は実際の大きさを表すものではないので注意されたい。

Mac mini/Apple Watch/AirPods新モデルの様子も確認

 図7は、今回詳細を取り上げることができなかった2026年9月22日発売のApple「Mac mini」の様子である。Mac miniにはA20 Proと同じTSMC 2nmで製造される「M6プロセッサ」が搭載されている。M6についても、「M5」との比較など言及したいことが多々あるが、ページの関係で今回は外観掲載だけに留めておく。

図7:2026年版Mac miniの様子
図7:2026年版Mac miniの様子[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 図8は2026年9月18日発売の「Apple Watch Series12」の様子。ヘルスセンサーのフォトダイオード、マイクロフォンの搭載数が前モデルの2倍に増えている。同じ体積の中にマイクロフォン2倍搭載など内部の大幅な変更が成されている。詳細な報告は改めて行いたい。

図8:Apple Watch Series12を分解
図8:Apple Watch Series12を分解[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 図9は2026年9月18日発売のAirPods 5の様子。これは文字数オーバーとなってしまうので説明はなし。

図9:AirPds 5の様子
図9:AirPds 5の様子[クリックで拡大]出所:テカナリエレポート

 11月もApple製品の分解、解析に明け暮れる……予定。次回はXiaomiの折り畳みスマホ「18 Fold」など話題の製品を取り上げる予定です。

執筆:株式会社テカナリエ

 “Technology” “analyze” “everything“を組み合わせた造語を会社名とする。あらゆるものを分解してシステム構造やトレンドなどを解説するテカナリエレポートを毎週2レポート発行する。会社メンバーは長年にわたる半導体の開発・設計を経験に持ち、マーケット活動なども豊富。チップの解説から設計コンサルタントまでを行う。

 百聞は一見にしかずをモットーに年間300製品を分解、データに基づいた市場理解を推し進めている。


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