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HDD大手Seagateの四半期業績、4四半期連続で利益率が過去最高を更新:福田昭のストレージ通信(325)(2/2 ページ)

今回は米Seagate Technologyの2027会計年度第1四半期(2026年7月〜9月期)の業績を紹介する。

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「データセンター」向け製品の売上高は前期比18%と2桁の伸びが続く

 Seagateは製品分野を「データセンター(Data Center)」と「エッジIoT(Edge IoT)」に大別している。「データセンター」は、クラウドおよびエンタープライズ向けニアライン製品と、画像データ(VIA:video and image applications)向け製品で構成される。「エッジIoT」には「データセンター」向けを除く全ての製品をまとめた。デスクトップPC用HDDとSSD、ノートPC用HDDとSSD、外付けのHDDとSSD、デジタルビデオ録画用HDD、ゲームコンソール用HDDなどは「エッジIoT」に属すると思われる。

 これらの定義に基づき、発表資料では売り上げと総出荷記憶容量を四半期ごとにまとめている。

 2027会計年度第1四半期(2026年7月〜9月期)における「データセンター」向け製品の売上高は前期比18%増、前年同期比63%増の34億4900万米ドルである。同製品が売上高全体に占める比率は81%で前期と変わらない。前年同期比では1ポイント増である。

 2027会計年度第1四半期(2026年7月〜9月期)における「エッジIoT」向け製品の売上高は前期比13%増、前年同期比52%増の7億8400万米ドルである。同製品が売上高全体に占める比率は19%で前期と変わらない。前年同期比では1ポイント減である。


顧客分野別の売上高と総出荷記憶容量の推移(2026会計年度第1四半期(Q1FY26)〜2027会計年度第1四半期(Q1FY27))[クリックで拡大] 出所:Seagate Technology

HDD製品の総出荷記憶容量は前期比1%増の220エクサバイトに

 HDD製品の総出荷記憶容量は前期比1%増、前年同期比21%増の220EB(エクサバイト:1018バイト)である。前期比での出荷容量は増加ペースが鈍ってきた。一方で売上高が前期比17%増であることから、記憶容量当たりの単価が上昇していることがうかがえる。

 HDD製品は「ニアライン」と「ニアライン以外」に分かれる。「ニアライン」の総出荷記憶容量は前期比1%増、前年同期比24%増の198EBである。「ニアライン以外」の総出荷記憶容量は前期比3%減、前年同期比1%増の22EBとなった。

研究室レベルではプラッタ1枚当たり8TBの磁気記録を達成

 研究開発では、熱アシスト磁気記録(HAMR)方式のHDDがドライブ当たりの記憶容量を拡大させており、容量の拡大ペースがドライブの生産台数増加ペースを超えた。40TB級ドライブのHAMR方式HDD「Mozaic 4」シリーズは2社のクラウドサービスプロバイダ(CSP)向けに生産台数を急速に増やしつつある。数カ月以内には、新たなCSPとエンタープライズ/OEM顧客による「Mozaic 4」の認証が完了する見込みだ。

 50TB級ドライブのHAMR方式HDD「Mozaic 5」シリーズは、2027年(暦年)末の出荷開始(顧客による認証用出荷)に向けて順調に開発を進めている。研究室レベルでは、プラッタ1枚当たり8TBと大容量の磁気記録を達成したとする。

(次回に続く)

⇒「福田昭のストレージ通信」連載バックナンバー一覧

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