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60GHz帯通信のWiGigが最新仕様を承認、コンプライアンステストに備える無線通信技術 ミリ波

「Wireless Gigabit Alliance」は、 60GHz帯を使った無線通信規格「WiGigバージョン1.1仕様」を発行したと発表した。

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 「Wireless Gigabit Alliance(WiGig)」は、60GHz帯を使った無線通信規格「WiGigバージョン1.1仕様」を発行したと発表した。同団体は、60GHz帯を使った無線通信技術の普及促進を目的にした業界団体。2009年5月に誕生し、2009年12月には「WiGigバージョン1.0仕様」の策定を完了したと発表していた。

 WiGigバージョン1.1仕様では、規格認証作業の開始に向け、メンバー企業の製品開発の過程で上がっていた要求に応えるように、1.0仕様を改善した。「WiGigの参加企業は間もなく、WiGig仕様の規格認証を受け、相互運用性を確保した製品を市場に提供できるようになる」(WiGig)。

 さらに同団体は、WiGigバス拡張仕様を策定し、2011年後半に公開する計画も明らかにした。WiGigバス拡張仕様は、ストレージ機器とその周辺のさまざまな機器間での高速な無線接続を実現する。なお同団体では、WiGigバス拡張仕様の他に、WiGigシリアル拡張仕様やWiGigディスプレー拡張仕様を用意している。

 WiGig仕様に準拠した無線チップとしては、Silicon Imageに買収されたSiBEAMが製品化を計画していることを発表していた他、最近ではQualcomm Atherosが対応チップ「AR4100」の開発を進めていることを明らかにした(関連記事)。

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