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家電や医療機器からスノーゴーグルまで、スマホ連携機器が次々登場組み込み技術 フォトギャラリー(4/4 ページ)

2012年は、スマートフォンと連携できる製品が次々に登場した。連写モードで撮影した画像をスマートフォンに送信できるスノーゴーグルや、スマートフォンを顔の前にかざすだけで心拍数が計測できるアプリなど、興味深いものをいくつか紹介したい。

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iPhoneを顔にかざして心拍数を計測

 米国マサチューセッツ工科大学(MIT)からスピンオフした企業であるCardiioのiPhone向けアプリ「Cardiio」は、心拍数を計測する。最も特徴的なのは、スマートフォンを身体から離したまま、iPhoneのカメラで顔を写すことによって計測する点だろう。Cardiioによれば、「極めて正確に心拍数を計測できる」という。

 Cardiioによれば、「脈を打つ度に、顔にはより多くの血液が流れ込む。血流が多くなると、より光を吸収しやすくなるので、顔に反射する光が少なくなる。この現象を利用して心拍数を測定している」という。

 iPhoneのカメラを顔の前に数秒かざすだけで、心拍数の計測は完了する。心拍数のデータは保管できる上に、他のユーザーのデータと比較することも可能だ。

スマホをリモコン代わりに

 米国のRokuは、ストリーミングメディアボックスのパイオニアとして知られている。

 Rokuの製品を使えば、旧型のアナログテレビから高精細テレビまで、あらゆるテレビを“スマートテレビ化”して、NetflixやHulu Plus、Amazon Instant Video、HBO Go、Vudu、Crackle、Pandora、Mog、Rdio、MLB.TVなどが提供するオンラインビデオやオーディオチャンネル/サービスをストリーミングできるようになる(関連記事:テレビ業界に新たな脅威、挿し込むだけでテレビを“スマート化”するスティック)。

 Rokuの製品は、Wi-Fiストリーミング機能のほか、ユニバーサル検索機能も備えているため、複数の映像配信会社から好みのコンテンツを探すことができる。

 Rokuは、ユニバーサルリモコンとして、スマートフォン向け無料アプリを開発した。これをダウンロードすれば、オンラインビデオやオーディオチャンネルを操作できるだけでなく、iPhone/Androidスマートフォンのミュージックプレイリストや写真フォルダから直接ストリーミングして、リビングルームの大型スクリーンに映し出すこともできる。

 このアプリは、自宅で使うリモコンの中で一番のお気に入りになるかもしれない。

スマホで照明システムを制御

 スマートホームサービス事業を展開するデンマークのGreenWave Realityは、IP(Internet Protocol)ベースのスマートホーム向けプラットフォームを発表した。同システムは、無線接続されたLED照明とリモコンで構成されており、オプションでユーザーのスマートフォンからリモートアクセスできるゲートウェイを追加できる。

 暗くなると照明が自動的に点灯し、明るくなると消灯するように設定できる。同システムは、NXP SemiconductorsのIPネットワーク技術「JenNet-IP」を採用しており、IPv6をベースとした「6LoWPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Networks)」のネットワーク層を使用して、最大500個の電球を制御することができる(関連記事:全ての電球にIPアドレスを、「賢い照明」の実現に向けた半導体ソリューションをNXPが発表)。

 各電球にはワイヤレスアンテナが搭載されており、電球とワイヤレスネットワーク間で信頼性の高い通信を実現している。さらに、屋内照明ネットワークの効率を向上させるために、電球間をメッシュネットワークで結んでいる。

【翻訳:青山麻由子、滝本麻貴、EE Times Japan、編集:EE Times Japan】

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