ニュース
IRが2014年4〜6月期の決算を発表、買収合意で今後の業績見通しは発表せず:ビジネスニュース 企業動向
インターナショナル・レクティファイアー(IR)が、2014年度第4四半期(4〜6月期)の業績を発表した。売上高は前四半期比で10.5%増、前年同期比でも7.6%の増加となった。IRは、Infineon Technologiesによる買収を発表したばかりである。この取引を見込んで、今後の業績の見通しは発表していない。
インターナショナル・レクティファイアー(IR)は2014年8月20日(米国時間)、2014年度第4四半期(4〜6月期)の業績を発表した。
同四半期の売上高は2億9760万米ドルで、前四半期の2億6930米ドルに比べて10.5%増加した。また、前年同期の2億7650万米ドルと比べて7.6%の増加となった。GAAP(一般会計原則)に基づく純利益は1290万米ドル、完全に希薄化後の1株当たりの利益は0.18米ドルだった。
また、2014年度(2014年6月29日締め)の売上高は11億660万米ドルで、前年度比で13.3%増加。純利益は5870万米ドル、完全に希薄化後の1株当たりの利益は0.81米ドルとなった。2013年度(2013年6月30日締め)の純損失は8880万米ドル、完全に希薄化後の1株当たりの損失は1.28米ドルだった。
IRは同日、Infineon TechnologiesがIRを現金約30億米ドルで買収することに合意し、正式に契約を締結したと発表している(関連記事:インフィニオン、IRを30億ドルで買収)。買収は2014年末、または2015年初めに完了する予定で、IRはこの取引を見込み、今後の四半期の業務見通しは発表しない。株式買い戻し計画も中止しているという。
関連キーワード
買収 | 決算 | Infineon Technologies | 企業動向(エレクトロニクス) | インターナショナル・レクティファイアー | ビジネスニュース(EE Times Japan)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- NVIDIAの業績が堅調、「Tegra K1」も本格的に量産へ
NVIDIAの2015年第1四半期における業績は堅調だったようだ。「Kepler」の後継アーキテクチャとなる「Maxwell」を採用したGPU「GTX 750」や、モバイル向けプロセッサ「Tegra K1」への注目度が高く、Tegra K1は2014年内に本格的に量産がスタートする見込みだという。 - アップルCEOは「新しい市場に参入する必要があるかも」
Appleは、2014年度(2014年9月期)第2四半期に記録的な業績を達成した。業績の向上に貢献したのは「iPhone 5s」「iPhone 5c」である。一方で、CEOのTim Cook氏は、「2008年から2012年の期間と同じスピードで成長するには、当社は新しい市場に参入する必要があるのかもしれない」との見解も示している。 - NEC、4〜6月期は順調な業績回復――スマホ撤退した携帯電話端末事業は黒字化
NECは2015年3月期(2014年度)第1四半期の決算発表を行った。最終赤字が101億円残るものの当初見込みよりも早いペースで改善が進んでいることを訴えた。