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皮膚アセトン測定で脂肪燃焼が見える、ドコモがデモ:CEATEC 2014(2/2 ページ)
NTTドコモは「CEATEC JAPAN 2014」で、皮膚アセトンを測定し、脂肪がどの程度燃焼しているかをスマートフォンで確認できる技術や、スマートフォンを見なくても目的にたどりつける、スティックを使ったナビゲーション技術などを展示した。
手をつなぐ感覚で道案内、“歩きスマホ”を防ぐ
スマートフォンを見なくても目的地に到着できるナビゲーション「YUBI NAVI(ユビナビ)」のデモも行った。スマートフォンのナビゲーション機能と連携させたスティックを利用する。目的地を設定して案内を開始すると、ユーザーが握っているスティックが、曲がる方向に合わせて右か左にねじれる仕組みだ。目的地に到着すると、スティックが振動して知らせる。「誰かと手をつないでいるような感覚で、握るだけで目的地に連れて行ってくれるシステムだ」(NTTドコモ)。
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モーターを使った簡単な機構で左右を向く
NTTドコモは、「現在、スマートフォンユーザーの6〜7割がナビゲーション機能を使っている。ただ、どこで曲がれば分かりにくい、歩きながらスマートフォンを見てしまうので危ない、といった声も聞かれる。安全で分かりやすく、かつ新しいユーザー体験を提案すべく、触覚を利用することを考えた」と話す。同様に、“手をつなぐ(手を引かれる)感覚”を再現する技術を、NTTが開発している。こちらは振動を利用するものだ(関連記事:振動を利用して“手を引かれる感覚”を再現、歩行ナビに応用)。
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