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Microsoft、Appleに本格攻勢:「Windows 10」デバイス投入で(2/2 ページ)
Microsoftが、「Windows 10」を搭載した製品群を発表した。Appleの「MacBook」「iPad」「iPhone」の顧客層を明らかに意識したラインアップとなっていて、Microsoftが本格的にAppleに攻勢を仕掛けていることがうかがえる。
スマートフォンもエンタープライズ狙い
Microsoftは、Windows 10搭載スマートフォン「Lumia 950」と「Lumia 950 XL」でもエンタープライズ市場を狙う構えだ。Lumia 950は、Qualcommの「Snapdragon 808」(動作周波数は1.8GHz)を搭載し、ストレージは34Gバイトである。厚さ8.25mmで、5.2型のQuad HD(2560×1440ピクセル)有機ELディスプレイを搭載、バッテリー容量は3000mAhである。Lumia 950 XLは、5.7型のQuad HD有機ELディスプレイ、8コアの「Snapdragon 810」を搭載する。
さらに、ミッドレンジの「Lumia 550」(LTE対応版)も2015年12月に発売される予定だ。
この他、Microsoftは曲面ディスプレイを備えた「Microsoft Band 2」で、ウェアラブル機器市場も引き続き狙っていく。
【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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