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5Gにつながる1Gbps LTE、エリクソンが披露予定「MWC 2016」プレビュー(2/2 ページ)

エリクソン・ジャパンは2016年2月17日、「Mobile World Congress 2016」の出展内容のハイライトを紹介する記者説明会を開催した。5G(第5世代移動通信)につながる技術として、1Gビット/秒(Gbps)以上のデータレートを実現する”Gigabit LTE”や、IoT向けLTEとして策定が進んでいる規格「NB-IoT」「LTE-M」をサポートする、基地局向けのソフトウェアなどが展示される予定だ。

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IoT向けLTEに対応するソフトウェア

 IoT向けとしては、「NB(Narrow Band)-IoT」や「LTE-M」といった、IoT対応の新しいLTE規格に対応するソフトウェア「SW17A」を紹介する。

 NB-IoTとLTE-Mは、ともに3GPPが現在策定を進めている規格だ。NB-IoTは、LTE帯域内で、200kHzの帯域幅を使って通信を行うもの。LTE-Mは、もう少しビットレートが必要な用途向けの規格で、最大の帯域幅は1.4MHzとなっている。つまり、両者とも、LTEの狭い帯域幅を使い、IoT向けにさまざまな通信サービスを提供できるようにするための規格だ。EricssonのSW17Aを、既存のLTE基地局に搭載することで、NB-IoTやLTE-Mに対応できるようになる。SW17Aは、2016年末にリリースする予定だ。

「SW17A」
「SW17A」を基地局に搭載することで、IoT向けのLTE規格をサポートできるようになる。これにより、図版にあるような、4つのメリットが得られるとしている。なお、左から2番目の「拡張された長時間DRX」とは、DRX(Discontinuous Reception:間欠受信)の間隔を長くできるということ。つまりスリープ状態を長くとれるので、低消費電力化を実現できることになる(クリックで拡大) 出典:エリクソン・ジャパン
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