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エプソン、2025年度までの長期ビジョンを策定省・小・精の技術革新で人やモノと情報をつなぐ(4/4 ページ)

セイコーエプソン(以下、エプソン)は、2025年度を最終年度とする長期ビジョン及びその第1期中期経営計画をまとめた。売上高は2015年度予想の1兆1000億円に対して、2025年度には1兆7000億円を目指す。

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水晶の製品競争力強化進める

 ロボティクスソリューションズ事業では、同社が強みとする力覚センサーやビジョンセンサーの技術を活用したロボット製品を開発し、成長のための事業基盤を確固なものとしていく。マイクロデバイス事業では、水晶デバイスの製品競争力をさらに高めていく。半導体デバイスは新たなコア技術やコアデバイスの開発に注力する。

Epson 25第1期中期経営計画における各事業の取り組み。左がロボティクスソリューションズ事業、右はマイクロデバイス事業 (クリックで拡大) 出典:エプソン

向こう3年で2100億円の設備投資へ

 碓井氏は、全社レベルの事業基盤/経営基盤の強化策についても触れた。事業基盤については「技術」「生産」「販売」「環境」と、4つの視点で取り組む。特に、開発や生産体制の強化などに、向こう3年間で累計2100億円の設備投資を計画している。研究開発費やM&Aの費用も、必要に応じて積極的に投下していく方針を示した。これらの成長投資を継続・強化していくための原資として、向こう3年間の累計で営業キャッシュフロー約3300億円、フリーキャッシュフロー約1200億円を創出していく計画である。


Epson 25第1期中期経営計画におけるキャッシュフローと投資計画の概要 (クリックで拡大) 出典:エプソン

 経営基盤の強化策としては、「監査等委員会設置会社への移行」「業務執行を担う役員を対象とした業績連動型株式報酬制度の導入」を取締役会で決めた。

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