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ネクスティ エレクトロニクスが発足:豊通エレとトーメンエレが合併
エレクトロニクス商社の豊通エレクトロニクスとトーメンエレクトロニクスは2017年4月1日に合併し、新会社「ネクスティ エレクトロニクス」を発足させた。
国内エレクトロニクス商社として最大規模か
豊田通商傘下の豊通エレクトロニクス(以下、豊通エレ)とトーメンエレクトロニクス(以下、トーメンエレ)は2017年4月1日に合併し、ネクスティ エレクトロニクスを発足させた。
ネクスティ エレクトロニクスは、豊通エレ、トーメンエレの事業の他、豊田通商の海外エレクトロニクス事業を継承。豊田通商の100%子会社として、豊田通商グループにおけるエレクトロニクス関連事業の中核を担う。
ネクスティ エレクトロニクスが継承する事業規模は2015年3月期実績で約4600億円。半導体、電子部品などを扱うエレクトロニクス商社としては、マクニカ・富士エレ ホールディングス(2016年3月期売上高4053億円)を抜いて国内最大の売り上げ規模となる見込み。
本社は、東京都港区と名古屋市中村区の2本社制。代表取締役会長には、トーメンエレ取締役副社長を務めた石橋隆氏が、代表取締役社長には、豊通エレ代表取締役社長を務めた青木厚氏が、それぞれ就任した。
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