まとめ
音を切り出すMEMSマイクロフォンの大きな可能性:電子ブックレット
EE Times Japanに掲載した記事を読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、音空間の情報をリアルに集音可能な、実用レベルの64チャンネル球状マイクロフォンアレイシステムを紹介する。
音を切り出すMEMSマイクロフォンの大きな可能性
アイティメディアがモノづくり分野の読者向けに提供する「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、音空間の情報をリアルに集音可能な、実用レベルの64チャンネル球状マイクロフォンアレイシステムを紹介する。リオンと東北大学の研究グループが開発したものだ。
音を切り出すMEMSマイクロフォンの大きな可能性
リオンと東北大学の研究グループは2016年9月、音空間の情報をリアルに集音可能な実用レベルの64チャンネル球状マイクロフォンアレイシステムの開発に成功したと発表した。同システムにより、目的音とマイクロフォンの間に妨害音がある状況でも、目的音の抽出が可能になるという。【著:庄司智昭】
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