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次世代のVST型VR/XRヘッドセットを開発ソシオネクストとVarjoが協業

ソシオネクストとフィンランドのVarjoは、次世代VR/XRヘッドセットの開発で協業を行う。

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人間の視界と同じ解像度でVR/XR体験が可能に

 ソシオネクストは2018年3月、フィンランドのVarjoと次世代VR/XRヘッドセットの開発で協業を行うと発表した。

 リアルとデジタルの世界を融合するVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)といった最新のXR技術は、高品質で低遅延の映像提供を可能にするなど、急速に進化している。Varjoは、同社が特許を持つ「Human-eye resolution」技術と、ソシオネクストの画像処理技術「Mibeaut」を組み合わせることで、解像度70メガピクセルで視野角100度の映像を表示できる次世代のVST(ビデオシースルー)型ヘッドセットを開発した。

左はVarjoの創業者でCEOを務めるUrho Konttori氏とSocionext Europeの社長を務める田中俊彦氏。右は開発した次世代VR/XRヘッドセットの外観

 VarjoのHuman-eye resolutionは、人間の目が視野全体の中で、中心点から2度という狭い範囲のみを高い解像度で捉えていることに注目して開発した。この技術を応用したVST型VR/XR用ヘッドセットディスプレイを用いると、現実世界と拡張コンテンツの合成映像を、人間の目に映る映像と同じ解像度で見ることが可能である。これら一連の処理を、高性能で低消費電力のMibeautで実行する。

 Varjoの創業者でCEOを務めるUrho Konttori氏は、「ソシオネクストのMibeaut技術を活用することで、リアルとデジタル世界の融合を、これまでにない高いレベルのリアリズム、高品質、低遅延で実現することができた」とコメントした。

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