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CypressとSemitech、スマートシティー市場で協業LoRaWANソリューション

Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)はSemitechと協業し、Onethinx製IoT(モノのインターネット)専用モジュール向けにマイクロコントローラー(MCU)「PSoC 6」とLoRa無線チップを組み合わせたソリューションを提供する。

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 Cypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は2018年6月、Semitechと協業し、Onethinx製IoT(モノのインターネット)専用モジュール向けにマイクロコントローラー(MCU)「PSoC 6」とLoRa無線チップを組み合わせたソリューションを提供すると発表した。

OTAによるファームウェアのアップデートも安全、安心に

 Onethinx製モジュールは、複数のセンサーを統合しており、電波状態が良くない環境でも運用できるよう機能を最適化している。Onethinx製モジュールに搭載されたCypress製PSoC 6は、Arm Cortex-M4コアとCortex-M0+コアを搭載した低消費電力のデュアルコアMCU。しかも、ハードウェアベースのセキュリティ機能などを実装している。BLE(Bluetooth Low Energy)5.0にも対応した。Semitech製LoRa無線チップは、従来チップに比べて受信モード時の消費電力を半減し、通信距離を20%も拡大したという。

左がCypress製PSoC 6、右はPSoC 6とSemitech製LoRa無線チップを搭載したOnethinx製モジュールの外観

 Onethinx製モジュールは、PSoC 6のセキュリティ機能を活用し、LoRaWAN対応デバイスとセキュアなデータ通信を行うための識別情報を付与することができる。OTA(Over the Air)によるファームウェアのアップデートも安全に行うことが可能だ。さらに、Bosch SensortecのMEMSセンサー用Cross Development Kitおよび、ESCRYPTのプロビジョニングシステムとセキュアに接続することができる。

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