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エッジAIを安価・高速に、FPGAを駆使するベンチャーどんなモノにも深層学習を実装(2/2 ページ)

LeapMindは2018年8月31日、東京都内で同社初となるプライベートカンファレンス「DeLTA TECH 2018」を開催した。このイベントでは、LeapMindの強みとなる技術が多く明かされていた。

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モデルをFPGAに実装する技術にも強み

 さらに、モデルをFPGAに実装するにあたり各種の方策を凝らしたとする。積和演算にDSPを活用することによる演算高速化や、テンソル積演算器のハードウェア化などによる動作周波数の最適化、テンソルをハードウェアサイズに合わせて分割し多重ループの最適化などを実施した。

左:積和演算のDSP活用 右:動作周波数の最適化(クリックで拡大) 出典:LeapMind

 また、イベントではDeLTA-Familyを実装したFPGAデバイスによる実機デモを展示。安村氏は、「ディープラーニングによる顔認識アプリケーションをArmアーキテクチャのCPUで実行した場合は、0.6フレーム/秒(fps)程度の速度にとどまってしまう。DeLTA-Familyを活用すれば、ローエンドなFPGAデバイスでも10fps程度のスムーズな動作を実現できる」として、同社ソリューションの優位性を強調した。


ディープラーニングによる顔認識アプリケーションを行うデモの様子。写真撮影時、9.9fpsで動作していた
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