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Micron、米国バージニア州の工場拡張に30億米ドルを投資マナサス工場

米国の半導体メモリメーカーであるMicron Technology(以下、Micon)は、米国バージニア州マナサスにある300mmウエハー工場のメモリの生産能力を高めるために、今後10年間で30億米ドルを投資する計画を発表した。

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元々は東芝とIBMの合弁工場

 米国の半導体メモリメーカーであるMicron Technology(以下、Micon)は、米国バージニア州マナサスにある300mmウエハー工場のメモリの生産能力を高めるために、今後10年間で30億米ドルを投資する計画を発表した。

 同社は、「長期戦略の一環として収益の約30%を設備投資する」ということ以外、この拡張計画の詳細についてはほとんど明らかにしていないが、2030年までに1100人の新たな雇用を創出するとしている。

 Micronは、マナサス工場でDRAMチップを製造している。マナサス工場は1990年代後半にIBMと東芝の合弁会社として設立され、当時はDominion Semiconductorという名称だった。Micronは2001年に同工場を買収している。


Micron Technology マナサス工場

 この拡張計画は、過去2年間という長期にわたり半導体メモリの好調が続いていることを受けて実施に至った。NAND型フラッシュメモリ市場は、生産能力の増加と3D NANDチップの歩留まりの向上によって冷え込んでいるが、DRAM市場は2017年に76%成長し、2018年にはさらに30%の成長が見込まれると予測されている。

 Micronのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)を務めるSanjay Mehrotra氏は、プレスリリースの中で、「マナサス工場は、Micronの成熟したプロセス技術を使用してライフサイクルの長い製品を製造し、主に車載やネットワーク、産業市場に販売している。これらの製品は、産業オートメーションやドローン、IoT(モノのインターネット)、車載体験アプリケーションなど、多彩な用途に対応している」と述べている。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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