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サイプレス、Bluetooth mesh対応のMCUを開発通信距離は最大400mをカバー

サイプレス セミコンダクタは、IoT(モノのインターネット)機器向けにBluetooth meshネットワーク対応のBluetooth 5.0/Bluetooth Low Energy(BLE)マイクロコントローラ(MCU)「CYW20819/CYW20820」を開発した。

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ボタン電池(CR2032)1個で最大123日動作


CYW20819の外観

 サイプレス セミコンダクタは2019年2月、IoT(モノのインターネット)機器向けにBluetooth meshネットワーク対応のBluetooth 5.0/Bluetooth Low Energy(BLE)マイクロコントローラ(MCU)「CYW20819/CYW20820」を開発し、サンプル出荷を始めた。

 CYW20819は、SPP(シリアルポートプロファイル)プロトコル接続とBluetooth mesh接続を同時に行うことができる。また、CYW20820はCYW20819の機能に加えて、最大出力が10dBmのパワーアンプを内蔵した。これにより、端末が最大で400m離れていても、端末同士が相互に通信することでネットワーク接続が可能となる。

 CYW20819/CYW20820は、Arm Cortex-M4コアを搭載した。このため、200ミリ秒のビーコン接続では、現行システムに比べて60%のアクティブ電力で稼働する。この結果、ボタン電池「CR2032」1個で最大123日の動作が可能だという。


CYW20819の機能ブロック図 (クリックで拡大) 出典:サイプレス

 特に、CYW20820を活用してBluetooth meshネットワークを構築すると、比較的面積が大きい家屋内でもネットワークを構築し、スマートフォンやタブレット端末、スマートスピーカー上のアプリを使って、ネットワーク上の機器を制御することができる。

 サイプレスは、CYW20819ベースの認証済みBluetoothモジュール「CYBT-213043-02」や、2種類の評価キットを用意する。また、CYW20819/CYW20820は、統合開発環境「ModusToolbox」を用いてソフトウェアを開発することができる。

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