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製造終了LSIの再供給、設計データが不完全でも可能東芝情報システム(2/2 ページ)

 東芝情報システムは、「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」(2019年4月17〜19日、千葉・幕張メッセ)で、製造終了となったLSIの再供給を可能にする「ディスコンLSI再生サービス」や、自由にアナログ回路を構成できるプログラマブルデバイス「analogram」を利用した学習用トレーニングキットを展示した。

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"アナログ版FPGA"大学向けのキットを提供

 「analogram」は、あらかじめ内蔵されたアナログコアをユーザー自身が専用ツールで自由に切り替え、アナログLSIを開発することができる製品で、「アナログ版のFPGAといえるもの」(同社の説明担当者)。同社は、企業の新人研修や大学の授業でのアナログ回路学習向けにanalogramを活用するトレーニングキットを開発している。2019年4月からanalogram評価キット一式と、専用テキスト、大学の授業を想定した90分×15週の章で構成されたスタートブックの販売を開始する。


analogramのチップを実装したボード

 analogramは、専用ツールで作成した回路情報を、IC上に何度でも瞬時に構成できるもので、基板に実装した状態でも回路構成の変更が可能。基板へのはんだ付け作業や、回路組み換えの手間を減らし、効率的な学習が可能になるという。同社の説明担当者は、「自分が設計した回路の動作を実際に見ながら学習ができるので、実感を持って取り組めるだろう」と話していた。


会場で公開されたanalogramトレーニングキットのデモンストレーション

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