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SPRESENSE向けのWi-SUN拡張ボードを発売 ローム:Wi-SUN Enhanced HAN対応
ロームは2019年9月19日、ソニー/ソニーセミコンダクタソリューションズが提供するIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」向けのWi-SUN拡張ボードを発売したと発表した。
ロームは2019年9月19日、ソニー/ソニーセミコンダクタソリューションズが提供するIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」向けのWi-SUN拡張ボードを発売したと発表した。
Wi-SUN拡張ボード「SPRESENSE-WiSUN-EVK-701」は、SPRESENSEに、Wi-SUN通信の機能を追加するボード。搭載するファームウェアは、リレー通信やスリープ機能を含みより汎用的に使用できるWi-SUN規格「Wi-SUN Enhanced HAN」に対応。従来の1対多数のスター型接続に加え、1対多数対多数のツリー型接続が行えるため、低消費電力で長距離通信のセンサーノードを構築できるという特長がある。
チップアンテナを内蔵し、無線特性調整が不要。日本国内の無線法令規制「TELEC」の認証も取得済みで、ユーザーは電波法認証取得作業の必要がない。この他、ロームが提供するセンサー拡張ボードを追加できるスロットも備え「より高度なIoTセンサー機器の評価、開発に貢献する」という。
SPRESENSE-WiSUN-EVK-701は、インターネット通販サイト(チップワンストップ、コアスタッフオンライン、アールエスコンポーネンツ)を通じて、既に購入可能。また各種ドキュメント、ソフトウェアは専用Webサイトからダウンロードできる。
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