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パナソニックが半導体事業の一部をロームに譲渡ダイオードとトランジスタ

ロームは2019年4月23日、パナソニックから、半導体事業部門であるパナソニック セミコンダクターソリューションズのダイオードおよびトランジスタ事業の一部を譲り受けることを決定したと発表した。

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 ロームは2019年4月23日、パナソニックから、半導体事業部門であるパナソニック セミコンダクターソリューションズのダイオードおよびトランジスタ事業の一部を譲り受けることを決定したと発表した。ロームの広報によると金額は非公開。譲渡完了は2019年10月を予定している。

 譲り受ける事業は、小信号のトランジスタとダイオードで、具体的には、トランジスタはバイポーラ、抵抗内蔵型、接合型電界効果、ダイオードはショットキーバリア、TVS、ツェナー、スイッチング、ファストリカバリーとなっている。パワーデバイスは含まれない。

 譲り受けるデバイスの製造については、当面はロームからパナソニック セミコンダクターソリューションズに委託し、その後、顧客から移管承認を得た製品から順次、ロームの製造ラインに移管していく。ローム広報によれば、3年後をメドに移管を完了させる予定だという。なお、今回の譲渡に関し、パナソニック セミコンダクターソリューションズからロームへの人員異動はない。

 ロームは、自動車や産業機器をはじめ、幅広い分野で小信号トランジスタ/ダイオード市場の拡大を見込んでいる。今回の事業譲渡により、さらなる市場シェアの拡大を目指すとしている。

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