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クアルコム、ローカル5G社会を支える実例紹介ET&IoT Technology 2019

クアルコムジャパンは、「ET&IoT Technology 2019」で、「ローカル5G」をテーマに、パートナー企業による最新のモデムチップを搭載した通信モジュールやスモールセルなどを紹介した。

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スマートファクトリーなどに提案

 クアルコムジャパンは、組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、「ローカル5G」をテーマに、パートナー企業による最新のモデムチップを搭載した通信モジュールやスモールセルなどを紹介した。

 日本でも2020年より商用サービスが開始される5G(第5世代移動通信)システム。「超高速」「大容量」「低遅延」など、現行の4G(第4世代移動通信)に比べて、通信性能は格段に向上する。

 こうした中で、通信事業者に頼ることなく、最新のモバイル通信網を用い、地域や企業が主体となってプライベートなネットワークを構築し運用する「ローカル5G」が注目されている。例えば、工場や公共施設、スタジアムなど特定エリアでの活用が想定されている。

 クアルコムジャパンは、基調講演のテーマ「5Gがもたらすインパクト」に連動し、「フューチャーデザインパビリオン」において、関連する先進技術を紹介した。展示コーナーではローカル5G構築に向けたモデムチップやこれを搭載した通信モジュールを始め、ホームルーターやスモールセル、スマートグラスなどさまざまなソリューションを、パートナー企業であるCompal Electronics、Thundercomm technology、Airspan Networksとともに紹介した。


5Gモデムチップを用いた通信モジュールや応用製品

 一例だが、Compal Electronicsは、クアルコムのモバイルプラットフォームを用いたARスマートグラスやそれに搭載するモジュール、5Gモデムチップを内蔵した通信モジュールなどを展示した。「低消費電力が当社の強み」(説明員)と話す。

 Thundercomm technologyは、各種システムオンモジュール(SoM)を始め、SoMにRobot OSを実装しToF(Time of Flight)センサーなどと組み合わせた開発キット「Robotics RB3」のデモ展示を行った。Robotics RB3は2019年2月に発表したが、「既に300社以上が導入し評価中」(説明員)という。

パートナー企業によるデモ展示の一例

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