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エーディーシー、精度を高めた計測電源を発売発生を5桁半、測定を6桁半に

エーディーシーは、計測電源シリーズとして新たに、測定精度が高い電流電圧・電流源/モニター「6253」の販売を始めた。

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5G向け無線通信モジュールなどの測定要求に対応


6253の外観

 エーディーシーは2020年5月、計測電源シリーズとして新たに、測定精度が高い電流電圧・電流源/モニター「6253」の販売を始めた。5G(第5世代移動通信)向け無線通信モジュールや光通信モジュールなどの電圧・電流測定に向ける。

 計測電源は、半導体や電子部品のIV特性評価などに用いられる。近年は、無線通信や光通信、車載システムといった分野で電圧・電流を高精度に測定するニーズが高まっている。新製品はこうした市場の要求に応えて開発した。

 6253の発生・測定範囲は、電圧が0〜±110V、電流が0〜±2Aである。桁数は発生が5桁半(発生分解能は5μV/50pA)、測定が6桁半(測定分解能は100nV/1pA)となっている。基本確度は±0.02%と高い。また、最小パルス幅は25マイクロ秒と高速パルスを発生することができ、測定では可変積分機能などを新たにサポートした。

 この他、インタフェースとしてGPIBとUSBを標準装備し、オプションでLAN/RS232にも対応する。価格(税別)は62万円。初年度300台の販売を見込む。

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