曲率1000Rの49インチQLEDディスプレイ、Samsung:「世界初」のDQHDゲーミングモニター
Samsung Electronicsは2020年6月24日(韓国時間)、曲率1000Rの49型QLED(量子ドットLED)ディスプレイ「Odyssey G9」をグローバルで発売すると発表した。解像度はDQHDを実現しており、同社は、「深く没入感のある業界初の曲率1000Rを提供する、世界初のDQHDゲーミングモニターだ」としている。
Samsung Electronicsは2020年6月24日(韓国時間)、曲率1000Rの49型QLED(量子ドットLED)ディスプレイ「Odyssey G9」をグローバルで発売すると発表した。解像度はDQHD(Dual Quad High-Definition:5120×1440ドット)を実現しており、同社は、「深く没入感のある業界初の曲率1000Rを提供する、世界初のDQHDゲーミングモニターだ」としている。
Samsungは、世界初の曲率1000Rゲーミングモニターとして、既に27型および32型の「Odyssey G7」をグローバルで発売しており、このラインアップに、49インチと大型なOdyssey G9が加わる形だ。
Odyssey G9は画面比32:9で、解像度はDQHDを実現。液晶にはQLEDを採用し、リフレッシュレート240Hz、応答速度1ミリ秒と高速描画が可能となっている。ピーク輝度は1000cd/m2で、ディスプレイHDR1000とHDR10+にも対応。また、AMDのFreeSync 2、NVIDIAのG-Sync、DisplayPort1.4のAdaptive Sync規格をサポートしており、Samsungは、は、「快適な曲率、没入型のあるインタラクション、完璧な画質といった次世代ゲームプレイの鍵となる要素を統合し、ゲーム体験を完全に再発明した」としている。
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