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ラピス、Bluetooth 5対応無線通信モジュール発売PC接続で利用可能な評価キットも

ラピスセミコンダクタは、Bluetooth 5規格に対応したBluetooth low energy(BLE)無線通信モジュールとして「MK71511」と「MK71521」の2製品を発売した。評価キットも用意している。

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従来に比べデータ通信時間を半減、通知データ容量は最大8倍


MK715x1の外観

 ラピスセミコンダクタは2020年7月、Bluetooth 5規格に対応したBluetooth low energy(BLE)無線通信モジュールとして「MK71511」と「MK71521」の2製品を発売した。評価キットも用意している。

 新製品は、2Mビット/秒の高速伝送と、通知データ容量増加に対応した。従来のBluetooth 4規格に比べ、データの通信時間は半分で済み、最大8倍の通知データを取り扱うことができる。これに加え、MK71511は、通信距離を従来製品に比べて4倍に拡大した。方向検知機能も搭載しており、位置情報サービスに対応可能である。

 MK71521は、プログラム格納用として512kバイトのフラッシュメモリを内蔵した。メッシュネットワークの構築やセンサーネットワークなどに活用できる。

 2製品ともパッケージは、外形寸法が9.7×13.4×2.0mmの54端子MFLGAを採用し、完全なピン互換とした。このため、実装基板の設計変更なしにモジュールを変更することができる。また、独自のパッド(電極)配置を採用した。このため、32本の全入出力信号線を容易に引き出すことができ、安価な2層基板に実装することが可能となった。


新製品の外形とパッド配置 出典:ラピスセミコンダクタ

 新製品のサンプル出荷に合わせ、評価キットも用意した。小型簡易タイプの「MK715x1評価キット Mini」と、Arduinoピン互換タイプの「MK715x1評価キット」である。モジュール内のプログラム書き換えやデバッグを行うためのArm Cortex用デバッグプローブ「J-Link LITE」を同梱した評価キットも用意している。評価キットには、初期状態でUARTを使ったシリアル通信のサンプルソフトウェアが書き込まれている。このため、PCに接続するだけで簡単に初期評価を始めることができる。

 新製品と評価キットは、インターネット販売を始めており、チップワンストップとコアスタッフオンラインのサイトで購入できる。

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