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Teledyne e2v、ToF方式のCMOSセンサーを発表ロボットや無人搬送車などに提案

Teledyne e2vは、ToF(Time of Flight)方式のCMOSイメージセンサー「Hydra3D」を発表した。屋内外で活用されるロボットや無人搬送車などの用途に向ける。

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評価キットも2020年9月より提供

 Teledyne e2vは2020年8月、ToF(Time of Flight)方式のCMOSイメージセンサー「Hydra3D」を発表した。屋内外で活用されるロボットや無人搬送車などの用途に向ける。


Hydra3Dの外観

 Hydra3Dは、10μmスリータップピクセルを採用したCMOSセンサー。解像度は832×600画素で、転送時間は最速20ナノ秒。動きの速い場面でも高い3D検出とリアルタイムでの判断が可能で、被写体ブレのない毎秒30フレームを超えるデプスマップを得ることができるという。

 センサーには独自のオンチップHDR機能を搭載している。距離範囲や被写体の反射率、フレームレートなどの設定も柔軟に対応することができる。逆光など環境光にも強い。堅固なマルチToFシステムにより、非同期システム間における同時作動も可能である。

 同社は、Hydra3Dの評価キット「Hydra3D EK」も用意した。同キットには、2/3型光学フォーマットの校正済みモジュールや近赤外照明光源、光学レンズが同梱されている。最大5mの短距離と、最大10mの中距離にそれぞれ対応する2つのバージョンがある。視野角は60×45度あるいは40×30度を選択できる。独自開発した複数のモデリングツールを利用して、システム設計者がHydra3Dの運用を評価することも可能だ。

 Hydra3Dは2020年8月よりサンプル品の出荷を始める。評価キットは2020年9月より提供する予定となっている。

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